Takram

こんにちは、Takramです。デザインとイノベーションに関する情報を、隔月でニュースレターとしてお届けしております。

Contents

  • 【News】Takram Web Magazine 始動
  • 【Projects】いのち動的平衡館
  • 【Projects】J.LEAGUE Branding
  • 今月のTakram Cast
  • Takramの本棚

Takram Web Magazine 始動

メディアプラットフォーム「note」で配信してきたオウンドコンテンツを、Takram Web内でも「Magazine」として見られるようになりました。これまで通りTakramやプロジェクトの舞台裏はもちろん、今回の「Magazine」の創刊を機にオピニオンやインサイトなどのコンテンツも充実させていく予定です。

また、隔月で「Magazine」のほかTakram Web内のコンテンツをキュレーションした特集ページも配信します。まず、そのプロトタイピングとして、Takramの原点のひとつでもあるDesign Engineeringに焦点を当てた「(Issue 1) The Possibility of Design Engineering」をお届けします。

ぜひ、ご覧ください。

 

Learn more

EXPO2025大阪・関西万博シグネチャーパビリオンの展示デザイン開発

Takramは、EXPO2025大阪・関西万博シグネチャーパビリオン、福岡伸一プロデュース「いのち動的平衡館」の展示企画・開発・デザイン・演出を担当しました。繊細で儚い光を実現するための基板回路設計から、複雑に重なり合って自立する構造デザイン、システム開発、CG、音楽まで、2年半をかけて製作してきました。32万球のLEDを使った、360度どこからでも見られる円形立体シアターで、38億年途切れることなく紡がれてきた「うつろいゆく流れの中にある生命」を表現しています。

 

Learn more

Jリーグのブランド構築への継続的なサポート

Takramは、2018年からJリーグのブランド構築に継続的に伴走し、その基盤強化をサポートしています。1993年の誕生以来、Jリーグは日本サッカー界の発展を牽引し、国内外のサッカーファンや地域社会との結びつきを深めながら、多くの成功を収めてきました。リーグ設立から30年の時を経て、さらなる進化を遂げるため、ブランドアセットの拡充やビジュアルコミュニケーションの指針の整備など、さまざまなアップデートを進めています。

 

Learn more

今月のTakram Cast

今月のTakram Cast

Takram Castでは、Takramの思想やプロジェクトの多様さを感じていただけるプログラムをお届けしています。多彩な専門性をもったメンバーが、ビジネスからテクノロジー、クリエイティブまで、そして文学、教育から社会のトレンドまでをカジュアルに語ります。

 

 

1. デザインエンジニアリングのいまとこれから
   
生成AIの進化やさまざまなクリエイティブツールの登場によって、この数年でものづくりやクリエイティブを取り巻く環境は大きく変化しました。それは、Takramの代名詞でもあるデザインエンジニアリングの領域に、どのような変化をもたらしているのでしょうか。デザインエンジニアリングのいまとこれからについて、デザインエンジニアの田川が話します。


   
2. _ISSUE Vol.6 : 『PLATES』という営み
   

「架空のカルチャー雑誌」をコンセプトに、Takram Culture&Relations(C&R)のメンバーが気になるニッチなトピックを、雑誌の特集に見立ててカジュアルにお届けするプログラム「_ISSUE」。

 

第6号は、コミュニケーターの横山聡子さんをゲストにお招きして、上海とニューヨークをベースに活動するRELATED DEPARTMENTが制作・発行する『PLATES』のこと、そしてC&Rのsandyこと相樂園香が2024年のTOKYO ART BOOK FAIR内でのトーク「グラフィックデザインにおけるオーサーシップとマニフェストの役割」で『PLATES』に出会い、横山さんにメッセージしたことで始まった日本語ガイドが生まれるまでを話します(そして、なぜ日本語版ではなくガイドなのか、も)。

   
『PLATES』について:『PLATES』は、現代におけるのデザインの実践と批評に対する新たな編集・キュレーションの応答アプローチとして誕生した出版プロジェクトです。毎号、私たちが日々直面するデザインの現実的な状況のなかで重要なテーマを1つずつ深掘りし、イメージとテキストを編み、「PLATEの連なり」として提示・アーカイブしていきます。

Takramの本棚

『印刷ボーイズ』 シリーズ全3巻 / 奈良裕己(著)

 

「入稿データというのは、手紙のようなものなんです」と、印刷会社の方に教えてもらったことがあります。それ以来、データを提出する際には、はじめて見る人が迷わないようにする——そんな意識を持つようになりました。

データが印刷物となって手元に届くまでには、多くの人々の手間と工夫、ドラマが詰まっています。『印刷ボーイズ』は、そんな印刷現場の舞台裏を漫画でのぞき見できる全三巻のシリーズです。

ページをめくりながら思わずひやひやしてしまうかもしれませんが、ふだん何気なく手に取っている印刷物が少し愛おしく感じられてくるはず。読み終えるころには、ルーペ越しに紙を眺めたくなっているかもしれません。(相樂)

 

 

 

『「忘れられた日本人」をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵, 畑中章宏(著)

 

かれこれ十数年前、『暮しの手帖』編集部時代に「もやい工藝」の故久野恵一氏が執筆する民藝の連載を担当していました。久野氏は、1年の4分の3は全国の無名のつくり手たちを訪ね歩く多忙な人でした。なぜ、そこまでに旅をするのか。その原点は、「宮本先生だ」と言われました。宮本先生とは、民俗学者の宮本常一のこと。久野氏は学生時代に宮本先生に師事し、民俗学的調査を学び、民藝の世界に深く傾倒していくのです。

久野氏の観察力や審美眼に強く影響を受けていたわたしは、自身の原点と言うならばと、一も二もなく“宮本先生”の主著『忘れられた日本人』を手に取りました。

もはや知る人ぞ知る名著になってしまったのではないかと思っていたら、行きつけの本屋で不意に“忘れられた日本人”と再会を果たしました。それが、『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』です。

半世紀近く前に出版された『忘れられた日本人』から、2020年代に何を学ぶのか。編集者・若林恵氏と民俗学者・畑中章宏氏という博覧強記のふたりが、解題していきます。懐古主義的な内容に陥らずに、思考を更新していくのは、このふたりだからこそ、なせる業。

久野氏の調査旅行に同行させてもらった日のことが鮮明に蘇ります。(矢野)

visit Takram website

ニュースはFacebookTwitterInstagramでも配信しております。ぜひご覧ください。今後ともTakramをよろしくお願いいたします。

Takram

Takram

is a global design innovation studio with studios in Tokyo, London, New York, and Shanghai.

ニュースレターについての問い合わせ
 
ニュースレターの配信停止
 
プライバシーポリシー
© 2016-2024 Takram